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独りよがりの文在寅政権 歴史に謙虚たれ 黒田勝弘

17日、ソウルの韓国大統領府で統一相経験者らとの昼食会を開いた文在寅大統領(左から3人目、大統領府提供・共同)
17日、ソウルの韓国大統領府で統一相経験者らとの昼食会を開いた文在寅大統領(左から3人目、大統領府提供・共同)

 韓国と北朝鮮の間で朝鮮戦争(1950-53年)が起きてから25日で70年になる。第二次世界大戦後の歴史で、いまなお分断国家として対立を続けているのはここだけである。

 ベトナムは1970年代に北ベトナムが南ベトナムを武力で吸収統一し、ドイツは東ドイツの共産体制崩壊で90年に西ドイツに統一された。

 南北朝鮮の間では現在の文在寅(ムン・ジェイン)政権を含め3つの政権下で南北首脳会談が華々しく行われ、そのつど和解とか協力とか平和が語られてきたがいずれも空念仏に終わっている。

 直近の現状は南北双方が相手側を非難する宣伝ビラで大もめしている。南では金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を非難する脱北者団体の北向け宣伝ビラを政府が禁止し、一方の北では国家的次元で文在寅非難のビラを報復的に南にばらまくといっている。70年後の南北風景としては実にケチくさい。

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