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中国洪水で2000万人被災 新型コロナに続く水害、三峡ダム貯水量に不安も

7月8日、中国湖北省武漢市の長江付近で、氾濫によって水没した建物の近くを泳いで渡る市民ら(AP)
7月8日、中国湖北省武漢市の長江付近で、氾濫によって水没した建物の近くを泳いで渡る市民ら(AP)

 中国の中南部が記録的な豪雨に見舞われ、約2000万人が被災するなど洪水被害が拡大している。世界最大といわれる「三峡ダム」の水量が貯水能力を超すとの観測が出たほか、新型コロナウイルスの震源地である湖北省は、本格的な復興に踏み出すいとまもないまま、今度は深刻な水害に襲われた。(北京 西見由章)

 中国中南部では例年、梅雨に入る6月以降に洪水が発生しているが、今年の水害は記録ずくめだ。重慶市の水利当局は6月22日、1940年の設置以来初となる最高警戒度の「洪水赤色警報」を発令し、長江支流域での洪水に警戒を呼び掛けた。

 また同21日には国営中央テレビが、長江中流の「三峡ダム」(湖北省宜昌市)の水位が「洪水防止制限水位」を2メートル上回る147メートルに達したと報道。国内では同ダムに流れ込む水量が貯水能力を超えるのではとの不安が広がった。

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