中国観察

コロナ後の中国自動車市場で日系に“追い風” 米韓系は苦しい戦い

北京市内の自動車販売店が多く集まる地域。日系メーカーの店舗では来店客の姿が目立った=5月(三塚聖平撮影)
北京市内の自動車販売店が多く集まる地域。日系メーカーの店舗では来店客の姿が目立った=5月(三塚聖平撮影)

 中国自動車市場の回復が進んでいる。新型コロナウイルスの直撃を受けて2月には新車販売が前年同月比約8割減と一気に市場が冷え込んだが、その後の経済活動再開の動きを受けて4月には前年実績を上回った。一方でコロナ後に、メーカー間の勝ち負けがはっきりとする「二極分化」が進んでいると指摘される。その中でも日系メーカーの新車販売が好調だというが、追い風となっているのは「中古車市場」だという。(中国総局 三塚聖平)

2月には歴史的な悪化に見舞われ

 「自動車の生産・販売は引き続き回復の勢いがある」

 7月10日、中国自動車工業協会の担当者は、オンライン上で開いた記者会見で市場の好調さをこう強調した。同協会が発表した6月の新車販売台数は、前年同月比11・6%増の230万台。3カ月連続でのプラス成長だった。

 ほんの数カ月前、中国自動車市場は歴史的な落ち込みに見舞われていた。2月の新車販売は同79・1%減。米国との貿易摩擦の深刻化などにより中国の自動車販売は低迷傾向が続いていたが、そこに新型コロナの影響が直撃した結果だった。その後、中国各地で進んでいる経済活動の再開に加え、中央・地方政府による自動車の販売促進策が消費者の背中を押し、新車販売は反転攻勢に出ている。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください