湯浅博の世界読解

西太平洋の支配者は誰か 独裁を拒む「自由の前哨地」

 米外交政策研究所の地政学者、ロバート・カプラン氏は米紙で、「中国による香港弾圧と南シナ海への侵略、その次に来るのは台湾である」と警戒感を示す。台湾は米ソ冷戦中の西ベルリンのように、全体主義の中国本土に対抗する「自由の前哨地」であり、米国には断固として守るべき道徳的責任があると強調した。

 冷戦下のベルリン西側地域は、ソ連占領地域に離れ小島のように存在し、生活必需品のすべてを鉄道輸送に頼っていた。ソ連が1948年6月にベルリン封鎖に踏み切ると、市民らはとたんに飢えに直面することになる。

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