から(韓)くに便り

黒田勝弘 戦争の痛みはどこから?

 7月20日、ソウルの韓国大統領府で会議を開いた文在寅大統領(聯合=共同)
 7月20日、ソウルの韓国大統領府で会議を開いた文在寅大統領(聯合=共同)

 朝鮮戦争(1950~53年)開戦70年の6月25日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が記念演説で「わが民族が戦争の痛みを経験しているときにかえって戦争特需を享受した国々もあった」として、韓国支援の国連軍の後方基地となった日本を嫌みたらしく“批判”したことを、筆者はコラム「ソウルからヨボセヨ」(7月4日付)で指摘した。

 これには読者からいくつか共感の声が寄せられたが、その中に戦史研究家、児島襄著『朝鮮戦争』(第1巻、84年文春文庫版)のコピーがあった。

 それによると、侵攻してきた北朝鮮軍への反撃のきっかけとなった米軍(国連軍)による仁川上陸作戦で、上陸部隊が仁川港の岸壁をよじ登る際に使った大量のアルミ製のハシゴは日本製だったという。米軍の注文を受けた大阪の業者が、作戦期限に合わせ連日の徹夜作業で製造したもので、業者の名前も紹介されている。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください