ソウルから 倭人の眼

ソウル市長自殺死が問う韓国左派の正義・道徳・人権尊重 

2016年8月、ソウル市内で完成した元慰安婦の追悼施設の完成式に出席した朴元淳前ソウル市長(前列右から2人目) =名村隆寛撮影
2016年8月、ソウル市内で完成した元慰安婦の追悼施設の完成式に出席した朴元淳前ソウル市長(前列右から2人目) =名村隆寛撮影

 女性秘書へのセクハラ疑惑で自殺した韓国の朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長=当時64歳=の問題が死後2週間が過ぎてもくすぶり続け、社会問題となっている。「人権派」「市民の市長」「女性の人権を尊重する市長」を自任していた朴氏が、市庁舎などで4年以上にわたってセクハラ行為を続けていたことに、韓国社会は「正しさ」「道徳」をめぐり衝撃と冷笑が渦巻いている。(ソウル 名村隆寛)

人権派、女性の味方が

 朴市長は元秘書から告訴された翌9日、遺書を残し失踪。10日未明に、ソウル市内の山中で自ら命を絶った姿で発見されたことが発表された。告訴されたことで、よほど精神的な圧迫を受け、追い詰められていたのだろう。

 元秘書が受けてきたセクハラの個々の内容については、生々しさもあり詳述は避けるが、ここでは一例だけ紹介したい。元秘書の弁護人によって記者会見で明らかにされたり、韓国メディアが報じたものの中に、元秘書に庁舎内の寝室で「抱いてくれ」と迫ったというのがあった。しかも、相手は実の娘よりも若い20代だという。

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