「帰国は諦めたが家族に会いたい」 北朝鮮で望郷と後悔、恐怖を抱き生き抜いた「抑留日本人」 

産経新聞のインタビューに応じるドンチョル・キム氏=1月、ソウル(桜井紀雄撮影)
産経新聞のインタビューに応じるドンチョル・キム氏=1月、ソウル(桜井紀雄撮影)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮に一時拘束された米国人博士、ドンチョル・キム氏が証言したのは、めったに周囲に出自も明かせない不自由な暮らしの中、消せない望郷の念を抱きながら、生き抜く日本人たちの姿だった。

公衆浴場

 「キム社長でしょ?」。2011年夏、キム氏は北朝鮮北東部、羅先(ラソン)市内の公衆浴場で男性から声を掛けられた。市内でホテルを経営し、海外を自由に行き来できる人物として住民にも知られたキム氏は、庶民の暮らしを知ろうと度々、公衆浴場に来ていた。

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