ドンチョル・キム氏「日本は文政権と手を切る覚悟も」 インタビュー詳報

産経新聞のインタビューに応じるドンチョルキム氏=1月、ソウル(桜井紀雄撮影)
産経新聞のインタビューに応じるドンチョルキム氏=1月、ソウル(桜井紀雄撮影)

 北朝鮮で一時拘束され、解放された米国人博士、ドンチョル・キム氏は、産経新聞とのインタビューで、北朝鮮問題と関連し、悪化した日韓関係についても言及した。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が日本を敵視し、北朝鮮と手を結ぼうとするなら、安倍晋三政権は、北東アジアの安全保障と国益のために文政権と手を切る覚悟も持つべきだと提言した。主なやり取りは次の通り。(ソウル 桜井紀雄)

 --安倍晋三首相は、拉致問題の解決に向けて北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対話を呼び掛けている

 「北朝鮮の現体制は本来、対話の相手とはみなせない。北朝鮮にとって非核化をめぐる米国との交渉さえ体制を維持するための手段だ。体制の保証という北朝鮮が手に入れたいものを得るまで交渉は進まないだろう」

 「北朝鮮との問題を解決するには、米国が当初、とっていた方法しかない。圧力を強め、北朝鮮体制を潤す交易を完全に断つほかない。制裁と圧力を強めてこそ、目的を達成できる。戦う覚悟があってこそ、平和を得られる」

 --北朝鮮にいるときからそう考えていたのか

 「当初は北朝鮮を助けようという思いがあった。だが、北朝鮮では最高指導者1人のために人民全体が生かされているという深刻な状況を悟った。北朝鮮は『国』とは言い難い」

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