竹島を考える

中韓の暴走止められぬ日本 「元寇」前夜にも似た情勢 下條正男・拓殖大教授

新型コロナウイルスへの対応が続く安倍晋三首相。コロナ禍にあっても「竹島」「尖閣」は重要な課題であることに変わりない=7月22日、首相官邸
新型コロナウイルスへの対応が続く安倍晋三首相。コロナ禍にあっても「竹島」「尖閣」は重要な課題であることに変わりない=7月22日、首相官邸

 現状の日韓・日中関係は、「中韓の暴走と日本の迷走」といった構図が描ける。相手側の国情とは無関係に自らの思い込みで動くからで、これでは積年の懸案も解決できない。

 だがこの状況は、日本の新型コロナウイルス対策とも似ている。アベノマスク、休業支援金や給付金、3密回避の要請など、いずれも新型コロナウイルス撲滅の戦術ではないからだ。

前近代に回帰する中国

 台湾や韓国の場合、感染症対策の専門家がその指揮を執ったが、日本では経済再生担当相がその役目を負った。日本国民としては、新型コロナウイルス関連の新ビジネスでも興すのかと期待(?)したが、3密の回避要請以外は無為無策に等しかった。