米国のトランプ政権の中国政策の全体図が明確な形で提示された。同政権の顧問役の専門家がトランプ大統領はじめ政権幹部らが公式に表明した過去3年半余の政策の内容や意図を分野別に集大成して分析した結果が8月上旬、公表された。
この対中政策総括はトランプ政権が冒頭から歴代政権の対中関与政策を排して、安全保障、経済、人権など広範な分野で中国共産党政権とあくまで対決し、抑止してきたという強固な基本を明示した。
ワシントンの大手研究機関、ハドソン研究所は中国戦略部長、マイケル・ピルズベリー氏が作成した「トランプ政権の中国政策声明への指針」と題する研究文書を発表した。同氏は中国研究の権威でトランプ政権の非公式の政策顧問の役割を果たしてきた。