久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

文在寅政権、抗議集会に「クラスター」のレッテルで圧力

15日、ソウル中心部で開かれた韓国の文在寅政権を批判する集会に参加する市民ら(聯合=共同)
15日、ソウル中心部で開かれた韓国の文在寅政権を批判する集会に参加する市民ら(聯合=共同)

 不動産価格の高騰などで支持率が低迷している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権を批判する大規模集会が、「光復節」(日本からの解放記念日)の8月15日、首都ソウル中心部で開かれ、約5万人の市民が集結した。これに対して文政権は、集会で演説した保守派の宗教人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明したのを受けて実名を公表。「集会はウイルスをまき散らした」などと新型コロナ感染拡大の“主犯”扱いする政府側と、「氏名公表は憲法違反」「コロナ独裁だ」などと猛反発する反対派との応酬が続いている。

「国はお前のものか!」

 韓国では4月の総選挙で、文大統領の与党「共に民主党」系が過半数を大きく上回る180議席を獲得。直後の世論調査で文大統領の支持率は71%に達していた。

 だが、その後、文氏の支持率は急落、政党支持率でも野党に猛追される事態になった。原因は、主要支持層だった30~40代や若い女性層からの批判だ。

 支持が離れた主な理由は、30~40代では、不動産価格の高騰が急速に進む中で住宅購入のめどが立たなくなっていることに、女性層では自殺したソウル市長ら与党要人によるセクハラ問題が相次いで発覚したことにある。

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