劇場型半島

8・15「親日狩り」演説で韓国真っ二つ 

韓国ソウル中心部で8月15日、文在寅政権に反対してデモ行進しようとする人々と、押しとどめようとする警察官ら(AP)
韓国ソウル中心部で8月15日、文在寅政権に反対してデモ行進しようとする人々と、押しとどめようとする警察官ら(AP)

 韓国で日本統治からの独立を記念する8月15日の「光復節」に文在寅(ムン・ジェイン)大統領の演説よりも注目を集め、波紋を広げた演説がある。一つは李承晩(イ・スンマン)初代大統領を「親日派と結託した」と断罪し、韓国国歌は「民族反逆者が作曲した」と切り捨てた光復会会長の祝辞だ。野党やメディアの大半は「親日」という尺度で国を二分させるものだと一斉に反発した。会長祝辞に即興で反論した知事の演説も話題となった。(ソウル 桜井紀雄)

「国歌は反逆者が作曲」

 韓国政府主催でソウルで開かれた光復節の記念式典では、文氏の演説に先立ち、独立活動家やその子孫らでつくる光復会の金元雄(キム・ウォヌン)会長が祝辞のため、演壇に立った。金会長は「韓国政府樹立後、実に痛ましい事態が展開された」と前置きし、初代大統領を呼び捨てにしてこう演説を切り出した。

 「李承晩は、親日派と結託した。韓国は民族反逆者をきちんと清算できなかった唯一の国になり、その歴史が今も続いている」

 さらに、韓国国歌である「愛国歌」を作曲した安益泰(アン・イクテ)がドイツのベルリンで、日本の傀儡(かいらい)国家である満州国の建国10年を祝賀する演奏会で指揮したことから「親日・親ナチス」だと決めつけた。「民族反逆者が作曲した歌を国家に定めた国は全世界で韓国の一国だけだ」とも主張した。

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