ハワイまで脅威に…中国、第3列島線に向け行動範囲拡大 米戦略に影響も

 中国海軍の艦隊が米ハワイ沖で訓練を行ったことは、弾道ミサイルや巡航ミサイルの開発で脆弱(ぜいじゃく)性が指摘されてきた第2列島線の米領グアムだけでなく、さらに米国本土寄りの戦略拠点であるハワイまでが中国軍の脅威にさらされることを意味する。中国軍は現状では第2列島線を越えて継続的に作戦を行える能力はないとみられるが、活動範囲を拡大する動きは徐々に顕在化している。

 中国海軍は2014年と16年の2回、米海軍が主催しハワイ沖で行われる多国間軍事演習「環太平洋合同演習(リムパック)」に参加。参加要請を撤回された18年には演習海域付近に情報収集艦を派遣し、演習を監視した。台湾の報告書で指摘された艦隊派遣は、ハワイを拠点とする米軍への牽制(けんせい)の意味合いが大きい。

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