「反中国」の流れ生んだチェコ議長訪台

台湾総統府でチェコのビストルチル上院議長(左)に、故クベラ前任議長へ授与した勲章を渡す蔡英文総統=3日、台北(台湾総統府提供・共同)
台湾総統府でチェコのビストルチル上院議長(左)に、故クベラ前任議長へ授与した勲章を渡す蔡英文総統=3日、台北(台湾総統府提供・共同)

 【台北=矢板明夫】中国の猛反対を押し切って、外交関係のない台湾を訪問したチェコのビストルチル上院議長らは4日、6日間の日程を終えて帰国の途についた。ビストルチル氏は経済・文化交流の深化など「22項目の成果があった」と訪問を総括したが、1日の台湾の立法院(国会に相当)で「私は台湾人」と訴えた演説は各国から注目され、反響を呼び起こした。

 ビストルチル氏の「私は台湾人」という発言は、1963年に米国のケネディ大統領が冷戦下の西ベルリンを訪れた際に「私はベルリン市民だ」と語った歴史的な演説になぞらえたもので、「台湾人と一緒になって中国の強権に対抗していく」との意味が込められていた。この発言に議場は総立ちになり、拍手と歓声が沸き起こった。ビストルチル氏は「台湾の人々を支持する」とも明言した。

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