尖閣守る意思の欠如、侵略招く 英元少将、フォークランドの教訓訴え

 1982年のフォークランド紛争で英軍の上陸部隊を指揮したジュリアン・トンプソン元少将(85)が6日までにロンドンで産経新聞の取材に応じ、同紛争におけるアルゼンチンと尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる中国の動きに類似点があると指摘した。取材の主なやり取り次の通り。(ロンドン 板東和正)

中国と当時のアルゼンチンに類似点

 --フォークランド諸島は英本土から約1万3千キロも離れている。なぜ、当時のサッチャー英首相は諸島を守る決断をしたのか

 「同諸島の島民がアルゼンチンの一部になりたくないと思っていた。島民の大半は英国からの移住者の子孫だ。アルゼンチンは(当時)ファシスト政権で、多くの自国民を殺害し、拷問した非常に不愉快な政権だった。島民がアルゼンチンの一部になりたいと思う動機はなかった」

 「サッチャー氏は島民の権利を守るためにできる限りのことをしなければならないと考えていた。英国の有権者の大多数は島民を助けることを支持していた」

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください