遠藤良介のロシア深層

「毒殺国家」の底知れぬ闇

モスクワでの集会で発言するナワリヌイ氏=2019年9月(AP=共同)
モスクワでの集会で発言するナワリヌイ氏=2019年9月(AP=共同)

 ロシアのプーチン政権が、またもや毒物事件で疑惑の渦中にある。

 露反体制派の指導者、ナワリヌイ氏が8月20日、国内線の旅客機内で倒れ、重体となった。親族の強い要望でドイツに移送され、そこでの検査と分析で旧ソ連開発の神経剤「ノビチョク」系の物質が使われたと判明した。7日に意識を回復したが、なお予断を許さない容体が続いている。

 ナワリヌイ氏は反体制派の最有力政治家であり、高官らの腐敗を次々とインターネット上で告発してきたことでも知られる。何者かがナワリヌイ氏の封殺を図ったことは疑いない。

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