米、中国の核戦力増強を警戒 アジアに「中距離弾道ミサイル」配備へ協議

 安倍晋三首相が「ミサイル阻止」の道筋を示した11日の安保談話では中国への言及がなかったのに対し、トランプ米政権が強く警戒しているのは中国の核戦力増強だ。米国防総省が1日公表した中国の軍事力に関する議会向け年次報告書は、中国が日本やグアムの米軍基地などを標的とする短・中距離弾道ミサイル戦力を拡充させていると指摘した。米政権は対抗策として核戦力の近代化やミサイル防衛の強化を図る一方、米露に中国を加えた新たな軍備管理の枠組み構築を急ぐ考えだ。

 国防総省の年次報告書によると、中国は米本土に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)を向こう5年間で約200基まで増強する可能性がある。報告書はまた、中国が現在、二百数十発の核弾頭を保有しており、向こう10年間で保有数を「少なくとも倍増させる」と分析した。国防総省が中国の核弾頭の推定数を公表するのは初めてだ。

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