台湾日本人物語 統治時代の真実

(13)総督府の設計者は誰

戦前の台湾総督府
戦前の台湾総督府

 ◆修正された長野案

 台湾総督府の新庁舎(台北)は大正8(1919)年3月に竣工(しゅんこう)した。外観はカラフルな赤茶に白のラインが入ったデザイン。横長のどっしりした構え、中央部分の高さ約60メートルの塔が目を引く。昨年、落成100周年を祝い、現在は、台湾総統府として使われている。重厚かつ華麗で荘厳。「台湾のランドマーク」というべき名建築だ。

 総督府新庁舎は明治の末、日本初の設計懸賞募集が行われた。甲賞(1等)賞金は3万円、乙賞(2等)は1万5千円。現在の価値なら数千万円か。総督府の意気込みがうかがえる。

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