「中国との全面対決」表明したトランプ氏の国連演説 「自由と繁栄」へ世界を主導

収録ビデオで国連総会の一般討論演説に臨むトランプ米大統領=22日、ニューヨーク(AP)
収録ビデオで国連総会の一般討論演説に臨むトランプ米大統領=22日、ニューヨーク(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領による22日の国連総会での一般討論演説は、国連が最重要視する新型コロナウイルス危機と環境破壊という2大懸案に関し、問題の元凶は中国であると断じ、中国と全面的に対決していく立場を国連舞台で初めて表明した。同時にトランプ氏が打ち出したのは、米国が「力による平和」の考えに基づいて国際社会を主導していくことが、権威主義体制に対抗して世界の自由と繁栄を担保することになる、という強い自負だ。

 トランプ氏は、約7分間という同氏としては異例の短さとなった演説の約半分を中国批判に費やした。新型コロナをあえて「中国ウイルス」と呼び、「ウイルスを世界に拡散させたのは中国だ。私たちが明るい未来へ進むには、中国に責任を取らせる必要がある」と改めて非難した。