中国、チベットで民族同化推進 人口の15%職業訓練、ウイグルと類似

 【北京=西見由章】中国当局がチベット自治区で、大量の農民や牧畜民らを専用施設に収容し、集中的な「軍隊式」職業訓練を実施していることを米研究機関が明らかにした。新疆ウイグル自治区で100万人以上の少数民族を強制収容しているとされる「職業技能教育訓練センター」(中国側名称)と手法が類似しているという。また、オーストラリアの研究機関は、新疆ウイグル自治区で380カ所以上の収容施設を確認したと発表した。

 中国当局は人口の9割以上を占める多数派の漢族と、ウイグル族やチベット族など55の少数民族が、同一の「中華民族」を形成していると主張。米豪両機関の発表は、少数民族に対する同化政策が厳しさを増している状況を示した。習近平指導部は同化政策を一層推進する構えだが、欧米諸国は少数民族抑圧への批判と監視を強めており、人権をめぐる対立は今後も激しくなりそうだ。