黒瀬悦成の米国解剖

「親中」民主党は変わったか

17日、米ペンシルベニア州スクラントン近郊で、対話集会に参加するバイデン前副大統領(ゲッティ=共同)
17日、米ペンシルベニア州スクラントン近郊で、対話集会に参加するバイデン前副大統領(ゲッティ=共同)

 「なぜ日本の指導者たちは共和党が好きなのか」

 このような表題の寄稿が8月、英字紙ジャパン・タイムズ(電子版)に掲載された。筆者はグレン・S・フクシマ氏。米通商代表補代理として日米貿易交渉に携わり、在日米商工会議所会頭も務めた、米国を代表する知日派の一人だ。

 寄稿の論旨は明快だ。日本の主要メディアの世論調査では日本国民の大半がトランプ米大統領の再選に否定的である一方、自民党議員や日本の官僚、実業界、自民党に近い記者や学者がトランプ氏の再選を支持していると指摘し、その理由について、米共和党と自民党との歴史的な「親和性」などを軸に解説している。

 目を引いた論点をいくつか紹介したい。