知論考論

米大統領選最終盤でトランプ氏コロナ感染 投票への影響は

 11月3日の米大統領選まで約2週間となった。共和党のトランプ大統領(74)、民主党のバイデン前副大統領(77)両候補の争いは、最終盤になってトランプ氏が新型コロナウイルスに感染するという事態も生じ、混沌となっている。決戦を制するのはどちらか。戦いの行方について、神戸大大学院法学研究科の簑原俊洋教授、同志社大ロースクールの村上政俊・嘱託講師に聞いた。

神戸大大学院の簑原俊洋教授(左)、同志社大の村上政俊・嘱託講師
神戸大大学院の簑原俊洋教授(左)、同志社大の村上政俊・嘱託講師

「トランプ氏、有権者の離反明らか」 簑原俊洋氏

 大統領選の投票日を目前にしたトランプ大統領にとって、新型コロナウイルス感染は大きな失点となった。危機管理以前に自己管理もできていないとの批判にさらされた。トランプ氏は一般のアメリカ人には手に入らない未承認薬を特例的に使用した治療で回復し、免疫ができたと豪語してすぐさま選挙集会を再開した。

 この責任感の薄さに愛想をつかした有権者は多い。とくに感染による重症化率が高いシニア層の離反は大きく、これは世論調査でも明らかとなっている。