湯浅博の世界読解

ノーベル賞に中国「懲罰外交」の影

WFPへのノーベル平和賞授与を発表するノーベル賞委員会のレイスアンデルセン委員長=9日、オスロ(ロイター)
WFPへのノーベル平和賞授与を発表するノーベル賞委員会のレイスアンデルセン委員長=9日、オスロ(ロイター)

 期待値の高い予想や予告が実現しないと、それだけ失望感が深まるのは世の常である。だが、今回の予想ばかりは、中国による「懲罰外交」の圧力によって、実現は怪しいものだと考えていた。

 ノーベル平和賞の授与が期待された香港の民主活動家や、中国で投獄されたウイグル族の学者が、有力候補に挙げられながら見送られた一件である。ノルウェーのノーベル賞委員会が平和賞を授与したのは、誰も反対する者がない世界食糧計画(WFP)という国際機関であった。そこに、中国の影はなかったか。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください