ソウルから 倭人の眼

あくまで「汚染水」と呼ぶ韓国 科学より決めつけ優先の対日観

東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水に関するニュースを伝える韓国のテレビ=16日、ソウル(共同)
東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後の処理水に関するニュースを伝える韓国のテレビ=16日、ソウル(共同)

 日本がしようとすることに韓国がまた穏やかでない。東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋への放出方針だ。韓国は政府、政界、メディア、市民団体がこぞって「日本の汚染水! 汚染水!」と呼んでおり、日本からの水産物輸入禁止や国際裁判所への提訴の主張が政界や自治体から出ている。処理水の安全性が確証されようが、一方的な印象付けに基づく対日批判がまた噴出しようとしている。(ソウル 名村隆寛)

処理水か、汚染水か

 日本政府は福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水を薄めた上で、海洋に放出する方向だという。東電では一部の放射性物質を取り除き処理水として敷地内のタンクに保管している。だが、2年後の秋ごろには満杯になる見通しだ。