トランプからバイデン 変わる世界

台湾の不安と期待 米海兵隊と演習、支援は続くか

今年5月、台湾海峡を航行した米海軍のミサイル駆逐艦マッキャンベル(米海軍提供)
今年5月、台湾海峡を航行した米海軍のミサイル駆逐艦マッキャンベル(米海軍提供)

 米民主党の大統領候補、バイデン前副大統領が勝利宣言をした2日後の9日、台湾紙、聯合報は米海兵隊の派遣団が来台し、同日から南部の海軍基地で台湾の海軍陸戦隊(海兵隊)と「合同訓練を開始する」と報じた。訓練は約4週間で、台湾側の上陸作戦能力の向上などが目的という。報道に対し、台湾の海軍司令部は「コメントしない」としつつも「台米の軍事協力は正常に行われている」との報道文を発表し、訓練の事実を間接的に認めた。

 軍事問題に詳しい台湾紙記者によると、米台の合同訓練は以前から行われてきたが中国への配慮で秘密にされ、公になるのは異例だ。この記者は「米台の軍事交流をアピールし、中国軍の不穏な動きを牽制(けんせい)する狙いがある」と分析した。