台湾日本人物語 統治時代の真実

(18)阿里山鉄道と嘉義の街の発展

初期のころの阿里山鉄道の蒸気機関車(エプタ編集室提供)
初期のころの阿里山鉄道の蒸気機関車(エプタ編集室提供)

 台湾阿里山(ありさん)の森林鉄道は、インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道や、南米のアンデス鉄道(チリ-アルゼンチン)などと並んで、世界3大登山(山岳)鉄道に数えられることがある(※異説あり)。

 台湾中南部の嘉義(かぎ)(海抜約30メートル)から標高2200メートル強の阿里山中まで70キロ余り。軌道幅は狭軌(きょうき)の762ミリ。最大62・5パーミル(1キロ当たり62・5メートル登る)の急勾配を駆け上がるため、ジグザグに先頭車両が入れ替わるスイッチバックあり、らせん状(スパイラル)線路あり…。車窓の植生も、熱帯から温帯へと目まぐるしく変化してゆく。