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保守層がFB、ツイッター離れ 新興SNS「パーラー」に ネット空間の分断加速

10月31日、米ペンシルベニア州での集会で支持者の歓声にこたえるトランプ大統領(AP)。支持者らの間では、ツイッターなどの大手SNSで不当に扱われているという不満が強まっている
10月31日、米ペンシルベニア州での集会で支持者の歓声にこたえるトランプ大統領(AP)。支持者らの間では、ツイッターなどの大手SNSで不当に扱われているという不満が強まっている

 米大統領選をめぐり、会員制交流サイト(SNS)大手のフェイスブック(FB)やツイッターが根拠不明や偽情報への対策を強めたことを受け、保守層のユーザーが、新興SNS「Parler(パーラー)」に流れる動きが強まっている。パーラーの台頭は、「保守層の意見を不当に検閲している」という大手SNSに対する不満が背景にあるが、異論と交わる機会がなくなり、ネット空間の分断が深まることへの警戒感は強い。(ニューヨーク 上塚真由)

「大手は不平等」

 「急いでパーラーで私をフォローして。FBやツイッターが私を検閲し続けたら、そのプラットフォームにはいられなくなるかもしれない。パーラーは素晴らしい代替手段であり、成長している」

 弁護士で米保守系ラジオ番組司会者のマーク・レビン氏は今月10日、自身のツイッターにこう投稿し、フォロワーにパーラーへの乗り換えを呼びかけた。レビン氏だけでなく、大統領選後、FOXニュースのキャスターなど保守系の著名人は合言葉のように「パーラーで私をフォローして」と次々と発信を続けた。