米映画産業、コロナに悲鳴 北米の興収が中国に抜かれる 映画館閉鎖、相次ぐ公開延期

15日、米ニューヨークの繁華街タイムズ・スクエアにある映画館では「一時閉鎖」のサインが掲示されている(上塚真由撮影)
15日、米ニューヨークの繁華街タイムズ・スクエアにある映画館では「一時閉鎖」のサインが掲示されている(上塚真由撮影)

 【ニューヨーク=上塚真由】新型コロナウイルスの感染拡大で、米国の映画産業が苦境に立たされている。世界最大の興行収入を誇ってきた北米市場は今年、中国市場に抜かれて2位に転落した。東部ニューヨークや西部ロサンゼルスなど主要都市の映画館閉鎖が長引き、大型作品の公開延期も相次いでいることが原因だ。映画産業への財政支援も議論されている。

 映画産業のコンサルティング会社、アルチザン・ゲートウェイによると、中国の興行収入は10月18日時点で19億8800万ドル(約2051億円)を記録し、北米の19億3700万ドル(約1998億円)を上回った。中国では映画業界が再び本格的に動き出しているが、米国ではめどが立たず、差は広がり続けている。