河村直哉の時事論

温顔ならぬ厚顔 闘争国家・中国 共産主義の本質を忘れるな

会談を前に中国の王毅国務委員兼外相(左)とグータッチを交わす菅義偉首相=11月25日、首相官邸(春名中撮影)
会談を前に中国の王毅国務委員兼外相(左)とグータッチを交わす菅義偉首相=11月25日、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスに世界が震撼(しんかん)したこの1年を振り返って際立つのは、共産主義国、中国の闘争的な姿勢である。おそらく今後も変わるまい。私たちは、共産主義が自由・資本主義との闘争を思想的な原理としていることを、忘れるべきではない。

ウイルス禍でも

 オーストラリアは先日、中国が豪州産大麦に高関税を課したことを不当として世界貿易機関に提訴した。春、豪州がウイルスの発生源などについて独立した調査の必要性を訴えると中国は反発し、豪州産品の輸入を制限していた。

 湖北省武漢発のウイルスをめぐる中国政府の対応について春先、米政府高官が隠蔽(いんぺい)などと批判すると、中国では「戦狼外交官」が登場して悪態をついた。なりふりをかまっていない。