露で抑圧法案が続々 米次期政権発足前に駆け込みで「反プーチン」封じ

12月17日、オンライン会見に臨むプーチン露大統領(ロイター)
12月17日、オンライン会見に臨むプーチン露大統領(ロイター)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシアで「反プーチン政権」の運動を押さえ込むための法改正が続々と成立しようとしている。下院に提出されている法案は10本以上で、集会やインターネットの規制強化から、スパイと同義である「外国の代理人」の指定範囲拡大まで多岐にわたる。プーチン露政権は、来年1月の米次期大統領就任を確実にしたバイデン前副大統領が「人権」で介入を強めるとみて、駆け込みで締め付けを強化している形だ。

 集会に関する法案は、警察など緊急出動を行う機関の建物付近での実施を禁止する内容。警察を管轄する内務省や、露連邦保安局(FSB)など情報・特務機関に対するデモを封じる狙いとみられている。国外から集会に対して資金提供することも禁じられる。