「空騒ぎ」に終わったトランプ法廷闘争

6日、米ワシントンで開かれた大規模集会に出席したトランプ大統領(ゲッティ=共同)
6日、米ワシントンで開かれた大規模集会に出席したトランプ大統領(ゲッティ=共同)

 米大統領選でトランプ大統領の陣営は、激戦州を中心に選挙の不正を訴え、選挙結果を覆そうとしてきた。50件以上の訴訟の大部分は棄却されるなどし、係争中の事案も勝訴の見込みは極めて薄い。それでもトランプ氏は6日の演説で、「われわれが勝利した証拠がある」と強弁し続けた。6日の騒乱は、臆測や陰謀論に彩られた法廷闘争の末に起きた。

 「(議会承認のために)必死に戦ってやったのに、やつらは私に不利な裁定を下している」。トランプ氏はこの日の演説で、自身が3人の判事を指名し、保守派優位を確立した連邦最高裁への不満をぶちまけた。新型コロナウイルス対策として広く導入された郵便投票の違法性などに関する主張が最高裁で退けられてきたことが念頭にある。