「虚勢」に逆戻りした北朝鮮 新型核兵器と原潜「開発」

 北朝鮮の朝鮮労働党大会に出席した金正恩党委員長=平壌(朝鮮中央通信=共同)
 北朝鮮の朝鮮労働党大会に出席した金正恩党委員長=平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は党大会で、米国を「最大の主敵」と規定し、核兵器開発の推進を表明した。トランプ米大統領との対話路線が頓挫する中、米国との緊張関係の中で存在感を示そうとする従来の北朝鮮外交に逆戻りした形だ。新型コロナウイルス対応や経済制裁の長期化で内政でも打つ手は限られ、核兵器開発で虚勢を張るしかない苦しい内実も浮かぶ。

 「われわれの国家防衛力は、敵対勢力の威嚇を領土外から先制的に制圧できる水準に上り詰めた」

 金氏は党大会での5~7日の報告でこう誇示し、北朝鮮は「責任ある核保有国」だと改めて主張した。