ベトナム新指導部選出へ コロナ禍でプラス成長も批判報道には強権対応

25日、ベトナム共産党大会の準備会合に出席し、参加者にあいさつするグエン・フー・チョン書記長(中央)=ハノイ(VNA=共同)
25日、ベトナム共産党大会の準備会合に出席し、参加者にあいさつするグエン・フー・チョン書記長(中央)=ハノイ(VNA=共同)

 【シンガポール=森浩】ベトナム共産党の第13回党大会が首都ハノイで始まり、2月2日までの会期中に今後5年間の国家の運営方針を決めるほか、次期指導部を選出する。最高指導者で党序列トップのグエン・フー・チョン書記長(76)の去就が焦点で、留任の観測も出ている。南シナ海の領有権をめぐり、中国との対立が深まる中、新たな外交方針を打ち出すかも注目される。

 ベトナムは共産党の一党独裁体制で、25日から始まった党大会は国政方針を決める最高意思決定機関。原則として5年に1度招集される。

 チョン氏は2011年から書記長を務め、現在2期目。18年からは国家主席も兼務している。中国の習近平国家主席の手法にも似た大規模な汚職撲滅作戦を展開し、対立する党幹部を失脚させる形で自らの権力基盤を固めてきた。