欧州で中露ワクチン浸透 EU供給不足 東欧「一緒に沈めない」

中国医薬集団傘下の北京生物製品研究所が開発した新型コロナウイルス感染症のワクチン=2020年12月25日、北京(新華社=共同)
中国医薬集団傘下の北京生物製品研究所が開発した新型コロナウイルス感染症のワクチン=2020年12月25日、北京(新華社=共同)

 【ロンドン=板東和正、パリ=三井美奈】欧州で中国とロシアから新型コロナウイルスのワクチンを調達する動きが目立ち始めた。欧州連合(EU)のワクチンの確保と供給が遅れる中で、東欧のハンガリーやバルカン諸国が親密な関係を築いてきた中露のワクチンに頼っている。

 ハンガリーは1月29日、中国の製薬大手、中国医薬集団(シノファーム)のワクチンをEU加盟国で初めて承認。22日には露製ワクチン購入で合意した。米デューク大などによると、30日時点で中露から計700万回分を確保し、28万人以上の国民に接種した。