世界の論点

中国 海警法施行 武器使用の権利を繰り返し強調

中国海警局の艦船。甲板に速射艦砲を搭載している(「微信」の公式アカウントから、共同)
中国海警局の艦船。甲板に速射艦砲を搭載している(「微信」の公式アカウントから、共同)

 中国の海上警備を担う海警局(海警)の権限などを定めた海警法が1日、施行された。海警に武器使用を認めるとともに、法執行の権限が及ぶ範囲を「管轄海域」とあいまいにし、今後の海洋進出を想定して都合よく解釈する余地を残した。日本や台湾、東南アジア諸国では警戒感が高まり、フィリピンやベトナムのメディアは「戦争の脅しだ」と糾弾。台湾紙は「中国は新型コロナウイルスの大流行に乗じた」と分析した。

                  

 ≪ポイント≫

 ・武器使用の権利を繰り返し強調する中国

 ・日本の憂慮は海上戦力の顕著な差に起因

 ・平和とは戦争への備えによって保たれる

 ・海警法はごろつき行為を正当化する方便