日韓海底トンネルが争点 釜山市長選、与党「利敵行為」と批判

1日、韓国・釜山の新空港建設候補地を視察する最大野党「国民の力」の金鍾仁非常対策委員長(手前)(聯合=共同)
1日、韓国・釜山の新空港建設候補地を視察する最大野党「国民の力」の金鍾仁非常対策委員長(手前)(聯合=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国南部、釜山(プサン)で4月に市長選が行われるのを前に、保守系最大野党のトップが、釜山と九州を結ぶ海底トンネル構想を打ち出したことで「親日」論争が突然、選挙の争点に浮上した。与党は、日本を利する「利敵行為に近い」と野党の構想を批判して「反日」キャンペーンを展開。日韓関係の改善を模索し始めた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の外交政策に冷や水を浴びせる形となっている。

 釜山を1日に訪れた最大野党「国民の力」トップの金鍾仁(キム・ジョンイン)氏は釜山南部の加徳島(カドクト)に新空港を建設する計画に支持を示し、「加徳島と日本の九州をつなぐ韓日海底トンネル建設を積極的に検討したい」と表明した。