アラブで異色のUAE、中東初の火星探査本格化へ 100年後には移住も?

火星探査機「HOPE」(ホープ)のイメージ画(ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター提供、AP)
火星探査機「HOPE」(ホープ)のイメージ画(ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター提供、AP)

 【カイロ=佐藤貴生】中東の産油国、アラブ首長国連邦(UAE)の探査機「HOPE」(ホープ)が火星の周回軌道に入り、初めて撮影した火星の写真がこのほど地球に届いた。探査機の惑星間飛行はアラブ諸国で初めて。UAEは今年で建国50年という若い国家だが、中東屈指の技術立国として異彩を放ってきた。宇宙開発計画を掲げる背景には、豊富な資金力をバックに、欧米先進国の技術を積極的に取り入れてきた独自の国家戦略がある。

 「歴史上初のアラブによる探査で、最初の火星の写真が撮影された」。UAEのムハンマド首相は14日、ツイッターにこう書き込んで成果をアピールした。写真は10日、高度約2万5千キロから撮影されたという。