久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

国防白書で日本を「隣国」に格下げした韓国・文政権の安全保障観

4日、バイデン米大統領と電話会談する韓国の文在寅大統領。日米韓の連携を確認したが、国防白書に現れた安全保障観は危うい=ソウル市内(韓国大統領府提供・共同)
4日、バイデン米大統領と電話会談する韓国の文在寅大統領。日米韓の連携を確認したが、国防白書に現れた安全保障観は危うい=ソウル市内(韓国大統領府提供・共同)

 韓国国防部は今月2日の国防白書で、日本を「パートナー」から「隣国」に格下げした上、日本批判を展開した。各国の国防白書は国防政策の解説や周辺の軍事動向の分析を記載するのが通例だが、白書には「日本の歪曲(わいきょく)された歴史認識」などと反日的な記述が並ぶ。末期にさしかかった文在寅(ムン・ジェイン)政権の国防白書は政治志向の強い「反日親北」の内容となり、日本側は強い不快感を示している。

白書の「反日」ぶり

 韓国の国防白書は前回2018年版で、日本について「世界の平和と繁栄のためにも共に協力していかなければならないパートナー」と記述していた。だが、2月2日発刊の20年版は「パートナー」の部分を「隣国」に格下げした。