習氏、香港の「中国化」を徹底 憲法を盾に愛国者統治

中国全人代の閉幕式に臨む習近平国家主席(手前)と李克強首相=11日、北京の人民大会堂(共同)
中国全人代の閉幕式に臨む習近平国家主席(手前)と李克強首相=11日、北京の人民大会堂(共同)

 香港の選挙制度が親中派有利に見直されることが11日、中国の全国人民代表大会(全人代)で決まった。香港立法会(議会)などでの手続きを経ない異例の措置となるが、習近平政権は中国憲法を根拠に見直しを強行する。中国当局は従来、中国共産党の指導的立場を明記する中国憲法の香港への適用を抑制してきた。しかし一国二制度が形骸化する中、中国憲法を盾に、香港の“中国化”を徹底していく構えだ。(藤本欣也)

 中国憲法は社会主義を根本的な制度と規定し三権分立を否定する。2018年の改正で、前文に習国家主席(総書記)の社会主義思想が指導理念に加わった。