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韓国社会で猛威、「学校暴力#MeToo」の危うさ

学生時代のいじめが発覚し、韓国女子バレーボール代表資格を?奪された李在英選手(左)と李多英選手=1月、韓国・仁川(聯合=共同)
学生時代のいじめが発覚し、韓国女子バレーボール代表資格を?奪された李在英選手(左)と李多英選手=1月、韓国・仁川(聯合=共同)

 スポーツ選手ら著名人の学生時代の校内暴力を告発する新たな「#MeToo」(「私も」の意)運動が、韓国社会で爆発的に広がっている。女子バレーボール韓国代表として東京五輪に出場予定だった双子姉妹の問題が発端となり、告発対象は芸能人、国会議員にも拡大。世論は厳罰を要求し、「一罰百戒」の効果にも期待を寄せるが、SNSを悪用したいじめがはびこる学校の現状には対応できていないのが実情だ。(外信部 時吉達也)

韓国スポーツ界のサラブレッドが「永久追放」に

 母は1988年ソウル五輪に出場したバレーボール選手、父は韓国ハンマー投げの第一人者というスポーツ界の「サラブレッド」。東京五輪出場権の獲得に貢献した韓国女子バレーボール代表チームの主力、李在英(イ・ジェヨン)、李多英(イ・ダヨン)両選手は、バラエティー番組などにも出演し、人気を集めていた。2人を選手生命の危機に陥れたのは、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿された、多英選手のわずか数行の発言だった。