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恥ずかしいソウル市長選 黒田勝弘

16日、大統領府で開かれた閣議で発言する韓国の文在寅大統領=ソウル(韓国大統領府提供・共同)
16日、大統領府で開かれた閣議で発言する韓国の文在寅大統領=ソウル(韓国大統領府提供・共同)

 4月7日投票の首都ソウルと第2都市、釜山での市長選は来年3月の大統領選の前哨戦として与野党による必死の戦いになっている。この間、偽善とゴリ押しで無理を重ねてきた文在寅(ムン・ジェイン)政権だけに、次の政権を野党(保守勢力)に取られると、今度は自分たちが法廷に立たされるかもしれない。何としても負けられない理由だが、政権・与党は今回の市長選にも非常識な無理を重ねており、これで与党が勝てば韓国民主主義の汚点として歴史に残るだろう。

 ソウルと釜山の市長選は前任の市長が任期途中でそれぞれ自殺、辞任したための補欠選挙。前任はいずれも与党の公認市長でセクハラ事件が原因だった。首都と第2都市の市長がいずれもセクハラ事件で空白になるなどというのは国際的にも前代未聞のことだ。