黒瀬悦成の米国解剖

「トランプ後」の再結集目指す保守 

2月28日、米フロリダ州オーランドで開かれた集会で演説するトランプ前大統領(ロイター=共同)
2月28日、米フロリダ州オーランドで開かれた集会で演説するトランプ前大統領(ロイター=共同)

 「私は、あなた方に寄り添って戦い続ける」

 2月末、南部フロリダ州で開かれた保守勢力の年次総会「保守政治行動会議」(CPAC)で演説した共和党のトランプ前大統領がこう宣言すると、数百人の支持者が総立ちでトランプ氏に声援を送った。

 自身が敗北した昨年11月の大統領選を「不正選挙」と決めつけて支持勢力を扇動し、今年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件を招いたトランプ氏だが、その支持基盤は今も強固だ。

 実際、共和党系のコンサルタント会社「ファブリジオ・リー」が3月に発表した、全米の共和党員1264人を対象にした世論調査では、81%がトランプ氏を支持すると答えている。