自由 強権-知は語る

「開かれた政府」は中国に対する強み 台湾のオードリー・タンIT担当政務委員

台北市内でインタビューに応じるオードリー・タン氏
台北市内でインタビューに応じるオードリー・タン氏

 「自由」と「強権」。2つの体制を大きく隔てるのはデジタルというツールの活用法だ。監視・抑圧に用いる強権に対し、自由社会は情報公開の手段として市民の活力を生かし、行政の向上を図る。新型コロナウイルス対策で注目された台湾のオードリー・タン(唐鳳)IT担当政務委員(無任所相に相当)は「政府がオープンであるほど、その問題解決の能力が高まる」と語り、中国など強権国家に対する強みを強調した。

 --台湾は民主主義体制での新型コロナ対策の成功例と評価されている

 「私たちは徹底的な情報公開を心がけた。毎日、質問が出なくなるまで記者会見し、政府のウェブサイト(の情報)も随時更新した。市民は感染症を正しく理解し、政府の対策に協力的だ。デジタルというツールにより市民との意思疎通が図りやすくなり、政府は市民のさまざまなアイデアを採用した。社会が一丸となって防疫に取り組んだ」