ソウル特派員発

記者が体験した「韓流」隔離…24時間監視、外出絶対禁止だが「隙」も

区の保健所に設置されたPCR検査場で順番を待つ人々。海外からの入国者と地元の人を隔てる措置はない=3月31日、ソウル市中区
区の保健所に設置されたPCR検査場で順番を待つ人々。海外からの入国者と地元の人を隔てる措置はない=3月31日、ソウル市中区

 4月から特派員としてソウルに駐在することになり、3月末に日本を発った。待ち構えていたのは、新型コロナウイルス対策に伴う2週間の「絶対隔離」生活だった。スマートフォンの位置情報など通じて隔離対象者を24時間監視し、一切の外出を許さない「韓流」コロナ対策の現状を報告する。(ソウル 時吉達也)

情報不足のまま出国

 海外から韓国を訪れた外国人は到着から14日間、自宅またはホテルなどの施設での隔離生活を義務付けられ、外出が禁じられている。隔離規則に違反すれば1年以下の懲役または1000万ウォン(約96万円)以下の罰金が科せられる。

 隔離期間は同じ14日間だが、「待機要請」にとどまる日本とは異なる厳しいルールが敷かれていることは、これまでにも報じられていた。しかし、実際に隔離生活を送る上での詳細な規定は韓国政府、大使館などのホームページにも記載されておらず、判然としなかった。