バイデン施政方針演説

「民主主義の世紀」に、対中国で世界主導の決意 黒瀬悦成ワシントン支局長 

28日、米議会で施政方針演説を行うバイデン大統領(中央)。後方は上院議長を兼ねるハリス副大統領(左)とペロシ下院議長(ワシントン・ポスト紙提供、AP)
28日、米議会で施政方針演説を行うバイデン大統領(中央)。後方は上院議長を兼ねるハリス副大統領(左)とペロシ下院議長(ワシントン・ポスト紙提供、AP)

 「米国は、中国などの国々と21世紀を勝ち抜くための競争をしている。私たちは、民主主義が現在も機能することを証明しなくてはならない」

 バイデン米大統領は、就任100日目を数時間後に控えた28日夜の施政方針演説でこう訴えた。

 中国やロシアといった権威主義勢力は新型コロナウイルス危機以降、21世紀の諸懸案への対処には民主体制よりも専制体制の方が最適であるとの国際的な政治宣伝を展開している。

 バイデン氏の演説は、権威主義勢力による一連の攻勢を受け、米国が民主主義や人権といった普遍的価値観を共有する同盟・友邦諸国を主導し、21世紀を「中国の世紀」にさせないための戦いに臨んでゆくとの決意表明に他ならない。