英空母打撃群が週末にも出港 インド太平洋で存在感強化へ

 【ロンドン=板東和正】英政府は今週末にも最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を核とする空母打撃群をインド太平洋に向けて派遣する。世界各国との新たな連携を築く「グローバル・ブリテン」構想を掲げる英国はインド太平洋地域の関与を強化する考えだ。

 クイーン・エリザベスは英海軍史上最大級の艦艇で排水量約6万5千トン、全長約280メートル。最大で40機の戦闘機を搭載できる。建造費約32億ポンド(約4900億円)を投じて完成し、2017年に就役した。