ドローン、自動掃除機、タッチパネル…未来を予言 大阪万博のアニメ「ミセス21世紀」発見 11日に京都で上映

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空にはドローンのような物体が浮かび、ビルを通り抜ける交通網(高橋克雄著作権事務所)

空にはドローンのような物体が浮かび、ビルを通り抜ける交通網(高橋克雄著作権事務所)

 1970(昭和45)年に大阪で開かれた国際博覧会(万博)で上映されたアニメーション作品が約半世紀ぶりに見つかった。デジタル処理され、現れた映像は、当時の人々が夢見た21世紀の世界だった。作品は2025年万博の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)の総会(23日)を前に11日、京都市で上映される。関係者は「大阪万博当時の魅力を再認識してほしい」と期待を込めている。(池田祥子)

 作品は「ミセス21世紀」と記され、約1分20秒。大阪万博当時は「21世紀の生活」と題し、実写映像を交えて約5分の作品として日本館で放映されていた。テレビの人形アニメなどを手がけた映像作家の故高橋克雄さんが監督を務め、絵本の挿絵家の杉浦範茂さんがイラストを担当した。