空中を自在に飛び回る小型無人機「ドローン」といえば中国南部・深●(=土へんに川)(しんせん)に本社を置くDJIが有名だが、日本勢も負けてはいない。性能が日々進化するなか、このたび火災現場での利用を想定した世界最高レベルの耐火型ドローンが誕生。開発した埼玉のベンチャー企業「エンルート」は国産ドローンの草分け的な存在で、産業用に特化した形で巻き返しを図る。
炎の中を飛行
火災現場では、火元との距離を自動制御しながら上空5メートルまで接近し、空撮した動画を中継。現場に駆けつけた消防士らは、その映像を基に効果的な救出・消火活動を行う。