びっくりサイエンス

工場のノウハウを手術室に 目指すはAI治療

東京女子医科大病院に完成した「スマート治療室」で脳神経外科の模擬手術を行う医師。患者や機器のデータがディスプレー(右奥)に一括表示されている=東京都新宿区(松田麻希撮影)
東京女子医科大病院に完成した「スマート治療室」で脳神経外科の模擬手術を行う医師。患者や機器のデータがディスプレー(右奥)に一括表示されている=東京都新宿区(松田麻希撮影)

 手術で使う多くの機器をネットワーク化して医師を支援する新世代の手術室が東京女子医科大病院(東京都新宿区)に誕生した。データの統合で手術の精度や効率を向上させるのが狙いだ。実現の背景には、日本経済の屋台骨である製造業の工場管理で培われたノウハウがある。

部屋そのものが機器

 青や赤、オレンジ色に変化する発光ダイオード(LED)に照らされ、数々の機材や大型ディスプレーが並ぶ。東京女子医大病院に完成した「スマート治療室SCOT(スコット)」は、まるでSF映画に出てくる宇宙船のコックピットのようだ。メスを握る医師の姿がなければ、手術室とはとても思えない洗練された空間だ。

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