明治維新を支えた男 白石正一郎日記に見る幕末

第1部 前夜(2)歴史を変えた、西郷の訪問 編集委員・宮本雅史

白石邸に続く幕末ごろの浜門。多くの志士が、この門を通った(個人蔵・下関市立歴史博物館寄託)
白石邸に続く幕末ごろの浜門。多くの志士が、この門を通った(個人蔵・下関市立歴史博物館寄託)

 ペリー来航から5年目の安政4(1857)年11月12日夜、長門国(ながとのくに)豊浦郡竹崎浦(山口県下関市)の船場に、2人の男を乗せた一艘(そう)の苫船(とまぶね)が着いた。

 一人は、身長が6尺(約182センチ)近く、30貫(112・5キロ)はありそうな巨躯で、小さい船がいっそう窮屈にみえた。

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